今回読んだ本は元会社の先輩にお借りした本3冊。
深田祐介の「フライング・ラビッツ 新世紀スチュワーデス物語」。

JALの女子バスケチーム、ラビッツは選手が客室乗務員なのだが、かつてはアテネ五輪代表選手も輩出した名門チームだった。二部リーグ落ちした選手たちに活を与えるべく監督が発掘した異色新人の正体とは。コートを舞台に繰り広げられるもう一つの「スチュワーデス物語」。五輪出場までの軌跡を描く「翔べ!ラビッツ2004」も収録。
最初は創作の小説だと思って読んだ。
キャビンアテンダントとバスケの両立なんてあるの?とか思っていたら、実は本当の話だった(笑)
「フライングラビッツ」自体は創作(だよね…?)で、普通に小説として面白い。
ネットで検索したら、映画にもなっていたんだね。
大分原作とは違うようだが…。
で、後半部分がドキュメント。
本当にC.Aと両立しているんだ〜。バスケに限らず実業団の選手って、作中にもあったけど、会社に就職とかいいながら、実はスポーツだけしかしていなくて、引退後はコーチとかで残るか、退職するしかないと思っていた。
そう考えたら、引退後もC.Aを続けるか地上勤務になるかはともかく、JALってすごいね。
バスケには興味がないので、なにもかも新鮮な内容で面白かった。
日明恩の「それでも、警官は微笑(わら)う」。

無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない、年下の上司・潮崎警部補。二人は、特殊な密造拳銃の出所の捜査にあたる。たどり着いたのは5年前のある事件だった。覚醒剤乱用防止推進員の拳銃自殺。その背後に潜む巨悪とは?軽快な筆致で描かれた、新世代の警察小説。第25回メフィスト賞受賞作。
面白かった。私は嫌いじゃない。他の人の感想を読むと結構酷評だが(笑)
最初の登場シーン等、何度も読み返しが必要なほど、構成力に?な部分はあるが、お話は面白い。
国際犯罪にしても規模がでかすぎるし、そのくせ、ちゃちな設定だが、お話は面白い。
潮崎警部補が好きだな。
デビュー作みたいだから、この本の続編はもっと読みやすいかも。
頭もいいし、努力家だし、失敗もおかすし、その失敗によって落ち込むし、身内の力をためらいなく使うし、でも、身内の力なしで頑張ろうとする気持もあるし、そのキャラ自体がとても好き。
最終的に幸せな結末にはならない話。
私は、これでよかったと思う。
これだけの事件を設定しながら、解決したら、ご都合主義的すぎるから。
よくは知らない作家だけど、書きたいこともたくさんあって、出したい登場人物もたくさんいて、ちょっともったいない気はするが、きっと他の作品も好きだと思う。
あと、聡子の人でなしさには笑えました(笑)
姜尚中の「悩む力」。

情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは。
なんでも漱石とウェーバーの話に結び付けるのはきついかな〜。
なんというか、作者はとても純粋な人のような気がする。
悩まなくてもいいようなことを悩み、そして解答を探しだしているような…。
解答を得ることを目的として悩むのではなく、解答を得るために悩むことを目的としているような…。
あまり悩まない私としては、まあ、新鮮だったわ。
始めの方のテーマはとくにとっつきにくい。
「私とは何者か?」…私は「私は私」と言う考え方だ。だから、まず、「私は何者?」と悩むことがない。
こういうテーマが私には理解できないんだよな。でも、こうやって悩む人が多いのも知ってはいるが。
「世の中すべて金なのか?」…私は金が大きな比重を占めると思う。金がないと揉めなくていいことも揉めるし、我慢ばかりではストレスがたまるから。だから、こういうテーマでも悩まない。
「知っているつもりではないのか?」…知性について書いている。私は自分の知識がすべてとは思わないから、「知っているつもりではないのか?」と悩むこともない。本当に、なんにでも悩むんだな〜。
「青春は美しいか」…青春に思い入れのない私には青春と言う言葉すら理解できない(笑)
「信じる者は救われるか?」…私が信じるのは自分自身だから、宗教やセミナーについて悩まない。助けが欲しくて人の助言を頼むことはあっても、決めるのは自分なのだから、宗教にはまる人の気持ちがわからない。宗教に限らず、健康志向や美を求める心、知性を求める心、人間関係に悩み話術を学ぶ心、とにかく、色々な物に人ははまるのかもしれないが、それがすべてだと思い込むことで、宗教と言えるのではないか?「これが正しい!この人の言う事は絶対だ!」そう信じる力って危険な気がするな。
「何のために働くのか?」…ここに来て、やっと共感できるテーマに出会う(笑)「働く意味は、社会の中で自分の存在を認められるためである」と言うのには納得。今仕事をしていない主婦の自分だから、本当にそう思う。経済的に困窮しているわけではないのに、働きたいと思う。それは「他者からのアテンション」が欲しいんです。これは家族ではだめなんです。働きたいと言うより、社会に出たい(笑)
「変わらぬ愛はあるか?」…「愛」についてのとらえ方の問題だよね。今の私にとっての「愛」は異性に向けるものではなく、息子に向けるもの。だから「変わらない」と思う。主人や両親や友人にも「愛」はあるが、息子への愛と比べたらちょっと違う。そして、息子への愛は「独占したい」「愛してほしい」と思う事は一切ない。ただ、「健やかに成長して幸せな人生を送ってほしい」と言うだけのもの。ここに「私を同じくらい愛してほしい」と言う気持ちはない。相手の事を思うだけの愛。結婚する前や、子供ができる前には思いもしなかったけどね(笑)
「なぜ死んではいけないのか?」…確かに筆者の言う通り、「人とのつながりを求めること」ができれば、人は自殺をしないと思う。これもまた、私に置き換えれば、私が死なないのは、死ぬ理由がないのもあるが、息子がいるから(笑)今、私が自殺をしたら、息子にとっての母親がいなくなる。母親のいない子供も大勢いるだろうが、その事で苦労することもあると思う。息子にその苦労をさせたくないと思う。さらに、私が死ねば、息子が幸せになるかどうか見届けられない。見届けたいから。そりゃ、子供より先に親は死ぬと思うし、子供が先に死ぬようなことは絶対に耐えられないが、少しでも息子の幸せを見ていたい。だから「死んではいけない」んだよね。
おそらく、筆者と同じくらい悩み続ける人って多いんだと思う。
私はあまり悩まないタイプだから彼らの心情は理解できないが、悩むタイプの人は悩み続ければいいのだと力を得る本なのでは?
深田祐介の「フライング・ラビッツ 新世紀スチュワーデス物語」。

JALの女子バスケチーム、ラビッツは選手が客室乗務員なのだが、かつてはアテネ五輪代表選手も輩出した名門チームだった。二部リーグ落ちした選手たちに活を与えるべく監督が発掘した異色新人の正体とは。コートを舞台に繰り広げられるもう一つの「スチュワーデス物語」。五輪出場までの軌跡を描く「翔べ!ラビッツ2004」も収録。
最初は創作の小説だと思って読んだ。
キャビンアテンダントとバスケの両立なんてあるの?とか思っていたら、実は本当の話だった(笑)
「フライングラビッツ」自体は創作(だよね…?)で、普通に小説として面白い。
ネットで検索したら、映画にもなっていたんだね。
大分原作とは違うようだが…。
で、後半部分がドキュメント。
本当にC.Aと両立しているんだ〜。バスケに限らず実業団の選手って、作中にもあったけど、会社に就職とかいいながら、実はスポーツだけしかしていなくて、引退後はコーチとかで残るか、退職するしかないと思っていた。
そう考えたら、引退後もC.Aを続けるか地上勤務になるかはともかく、JALってすごいね。
バスケには興味がないので、なにもかも新鮮な内容で面白かった。
日明恩の「それでも、警官は微笑(わら)う」。

無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない、年下の上司・潮崎警部補。二人は、特殊な密造拳銃の出所の捜査にあたる。たどり着いたのは5年前のある事件だった。覚醒剤乱用防止推進員の拳銃自殺。その背後に潜む巨悪とは?軽快な筆致で描かれた、新世代の警察小説。第25回メフィスト賞受賞作。
面白かった。私は嫌いじゃない。他の人の感想を読むと結構酷評だが(笑)
最初の登場シーン等、何度も読み返しが必要なほど、構成力に?な部分はあるが、お話は面白い。
国際犯罪にしても規模がでかすぎるし、そのくせ、ちゃちな設定だが、お話は面白い。
潮崎警部補が好きだな。
デビュー作みたいだから、この本の続編はもっと読みやすいかも。
頭もいいし、努力家だし、失敗もおかすし、その失敗によって落ち込むし、身内の力をためらいなく使うし、でも、身内の力なしで頑張ろうとする気持もあるし、そのキャラ自体がとても好き。
最終的に幸せな結末にはならない話。
私は、これでよかったと思う。
これだけの事件を設定しながら、解決したら、ご都合主義的すぎるから。
よくは知らない作家だけど、書きたいこともたくさんあって、出したい登場人物もたくさんいて、ちょっともったいない気はするが、きっと他の作品も好きだと思う。
あと、聡子の人でなしさには笑えました(笑)
姜尚中の「悩む力」。

情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは。
なんでも漱石とウェーバーの話に結び付けるのはきついかな〜。
なんというか、作者はとても純粋な人のような気がする。
悩まなくてもいいようなことを悩み、そして解答を探しだしているような…。
解答を得ることを目的として悩むのではなく、解答を得るために悩むことを目的としているような…。
あまり悩まない私としては、まあ、新鮮だったわ。
始めの方のテーマはとくにとっつきにくい。
「私とは何者か?」…私は「私は私」と言う考え方だ。だから、まず、「私は何者?」と悩むことがない。
こういうテーマが私には理解できないんだよな。でも、こうやって悩む人が多いのも知ってはいるが。
「世の中すべて金なのか?」…私は金が大きな比重を占めると思う。金がないと揉めなくていいことも揉めるし、我慢ばかりではストレスがたまるから。だから、こういうテーマでも悩まない。
「知っているつもりではないのか?」…知性について書いている。私は自分の知識がすべてとは思わないから、「知っているつもりではないのか?」と悩むこともない。本当に、なんにでも悩むんだな〜。
「青春は美しいか」…青春に思い入れのない私には青春と言う言葉すら理解できない(笑)
「信じる者は救われるか?」…私が信じるのは自分自身だから、宗教やセミナーについて悩まない。助けが欲しくて人の助言を頼むことはあっても、決めるのは自分なのだから、宗教にはまる人の気持ちがわからない。宗教に限らず、健康志向や美を求める心、知性を求める心、人間関係に悩み話術を学ぶ心、とにかく、色々な物に人ははまるのかもしれないが、それがすべてだと思い込むことで、宗教と言えるのではないか?「これが正しい!この人の言う事は絶対だ!」そう信じる力って危険な気がするな。
「何のために働くのか?」…ここに来て、やっと共感できるテーマに出会う(笑)「働く意味は、社会の中で自分の存在を認められるためである」と言うのには納得。今仕事をしていない主婦の自分だから、本当にそう思う。経済的に困窮しているわけではないのに、働きたいと思う。それは「他者からのアテンション」が欲しいんです。これは家族ではだめなんです。働きたいと言うより、社会に出たい(笑)
「変わらぬ愛はあるか?」…「愛」についてのとらえ方の問題だよね。今の私にとっての「愛」は異性に向けるものではなく、息子に向けるもの。だから「変わらない」と思う。主人や両親や友人にも「愛」はあるが、息子への愛と比べたらちょっと違う。そして、息子への愛は「独占したい」「愛してほしい」と思う事は一切ない。ただ、「健やかに成長して幸せな人生を送ってほしい」と言うだけのもの。ここに「私を同じくらい愛してほしい」と言う気持ちはない。相手の事を思うだけの愛。結婚する前や、子供ができる前には思いもしなかったけどね(笑)
「なぜ死んではいけないのか?」…確かに筆者の言う通り、「人とのつながりを求めること」ができれば、人は自殺をしないと思う。これもまた、私に置き換えれば、私が死なないのは、死ぬ理由がないのもあるが、息子がいるから(笑)今、私が自殺をしたら、息子にとっての母親がいなくなる。母親のいない子供も大勢いるだろうが、その事で苦労することもあると思う。息子にその苦労をさせたくないと思う。さらに、私が死ねば、息子が幸せになるかどうか見届けられない。見届けたいから。そりゃ、子供より先に親は死ぬと思うし、子供が先に死ぬようなことは絶対に耐えられないが、少しでも息子の幸せを見ていたい。だから「死んではいけない」んだよね。
おそらく、筆者と同じくらい悩み続ける人って多いんだと思う。
私はあまり悩まないタイプだから彼らの心情は理解できないが、悩むタイプの人は悩み続ければいいのだと力を得る本なのでは?


