今回読んだ本は、先輩に借りた佐藤多佳子の「サマータイム」。
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佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた彼。そして、ぼくと佳奈。たがいに感電する、不思議な図形。友情じゃなく、もっと特別ななにか。ひりひりして、でも眩しい、あの夏。他者という世界を、素手で発見する一瞬のきらめき。鮮烈なデビュー作。
全体的にさわやかで透明感のある話。もともとこの人の作品はどれも透明感のあるきれいな話が多いが。
主人公も小学生や、中学生。自分に置き換えるような話ではないし、自分の小学生のころを思い返しても、こんなに純真ではなかったような気がする。
とにかく文体も美しいし、『MOE』に掲載されていたのもよくわかる。
一時期、美しさにひかれて『MOE』購入していたな〜。学生には少し高い雑誌だったけど。当時の美しい『MOE』を思い出した。
2008.10.02 Thu l 読書 l COM(0) TB(0) l top ▲

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